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【好評発売中】『電力人事2024年度秋季版(No.248)』
発 行: 2014年6月
著 者: 野口 俊郎
サイズ: A5判
ページ数: 136ページ
ISBN:978-4-905217-36-7
配電技術の基礎とネットワーク構築時の検討事項をていねいに解説
本書は、日本における配電系統の標準的な構成である「3分割4連系システム」の解説書。同システムは、安定的で効率的な配電網を構築するために考案された配電系統モデルの1つで、配電系統に事故があった場合でも、事故区間の検出や限定化、電力融通切り替えをシンプルかつ効率的に行え、配電自動化などにも対応できることから、電力供給信頼度向上に大きな貢献をしています。
本書では、3分割4連系システムの基礎から、需要密度の算出方法、事故時の負荷融通切り替え手法など、実際の配電ネットワーク構築において検討する必要のある事項を、図形、計算式、グラフにより、丁寧に解説しています。
著者は九州電力常務執行役員・東京支社長。配電部門出身で、同社の配電自動化システム導入にあたり3分割4連系システムを考案しました。また同社総合研究所長として、蓄電池やスマートグリッド技術の開発などに携わりました。
再生可能エネルギーが配電ネットワークに大量連系される時代に、どう安定供給を維持していくか。配電技術の基礎を徹底解説し、今後の展開方法を指南する本書は、配電に携わる若い技術者にとって必読の参考書となるでしょう。さらに、今後、電力需要が急増するアジア地域などにおける配電ネットワーク構築時に活用されることも期待されます。
(注)著者の役職名は発行当時のものです。
目次
はじめに
第1章 配電ネットワークの位置付け
第2章 配電ネットワークの開閉器制御の必要性
第3章 配電ネットワークのモデル化~3分割4連系システム~
第4章 3分割4連系配電線モデルの技術計算
第5章 3分割4連系の負荷融通切替方法
第6章 負荷融通切替時の供給電圧の確認
第7章 配電自動化への対応
第8章 スマートグリッドシステム
参考資料
あとがき